みなさん、こんにちは。

令和8年4月開業準備中の前川です。

昨日の記事では、事業承継補助金が「地域の宝を引き継ぐための応援金」であることをお話ししました。

今日は、みさんさんが一番気になっているであろうリアルなお話。

「この補助金で何が買えるの?」という【対象経費】の境界線について解説します!

1. 「攻めの投資」は基本的になんでもござれ!

この補助金の目的は、引き継いだお店や会社を「もっと良くする(経営革新)」ことです。そのため、新しく生まれ変わるための費用にはかなり幅広く使えます。

  • 店舗のリフォーム代「古くなった内装をオシャレにして、若い客層を呼びたい!」
  • 新しい機械・設備の導入「最新のオーブンを入れてパンの生産力を上げたい!」
  • システム・IT化の費用「予約システムを入れて、電話応対の手間を減らしたい!」
  • 広報費(広告・チラシ・HP作成)「代替わりしたことを地域のみんなに知ってほしい!」

これらは、事業をパワーアップさせるための経費として認められやすい項目です。

2. 要注意!「パソコン」や「車」はグレー?それとも黒?

ここでよくある疑問が「仕事で使うパソコンや車も買っていいの?」というもの。

結論から言うと、「汎用性(仕事以外でも使えるもの)」が高いものはNGとされるケースがほとんどです。

項目判定理由
事務用パソコン×プライベートでも使えるため(補助金の厳しいルールです…)
一般的な乗用車×買い物やドライブにも使えてしまいますよね。
特殊な作業車配送専用の冷蔵トラックや、工事専用車両などはOKの可能性大!
専用ソフトその仕事でしか使わない設計ソフトなどは認められます

「これはどうかな?」と迷ったら、「その仕事にしか使わない専用のものか?」を基準に考えてみてください。

3. 最大の落とし穴!「お買い物代」は出ません

第1回でも少し触れましたが、大切なのでもう一度。

前の社長さんに支払う「会社(事業)の譲渡代金」そのものには、補助金は使えません。

補助金が出るのは、あくまで「バトンを受け取った後の、新しい挑戦」に対してです。

「1,000万円で会社を買って、その1,000万円を補助金でまかなおう!」という計画は立てられないので、資金繰りには注意が必要です。

まとめ:賢く使って、浮いたお金を「譲渡代金」へ

パソコンや車が対象外なのは少し残念かもしれません。

でも、店舗のリフォームや大きな設備の導入を補助金(最大600万円〜1,000万円)でカバーできれば、その分、手元の自己資金を「前の社長さんへの譲渡代金」に回すことができます。

「どの経費を補助金に当てて、どの経費を自腹で払うか」

このパズルを解くのが、事業承継を成功させるコツです!

「開業準備中(令和8年4月開業予定)行政書士前川翔平事務所」