本日、4月1日。新しい年度が幕を開けました。
令和7年度の行政書士試験に合格し、現在開業準備を進めている私にとって、この「新年度」は単なるカレンダーの切り替わり以上の意味を持っています。
なぜなら、令和8年度(2026年度)は、私たちの生活やビジネスを支える「土台のルール」が大きく書き換わる、極めて重要な1年になるからです。
行政手続きの専門家を目指す者の視点から、これから1年で社会がどう変わるのか、その本質を掘り下げてみます。
1. 「デジタル・ファースト」から「デジタル・オンリー」へ
令和8年度は、行政手続きにおける「紙とハンコ」が本格的に過去の遺物となる年です。 これまでは「デジタルでも便利ですよ」という推奨の段階でしたが、今年度から、多くの申請が「オンライン申請が原則(あるいは必須)」へとシフトします。
- 何が変わる?: gBizIDなどの電子認証が、もはやビジネスの「免許証」のような存在になります。
- 注意点: 「ネットは苦手だから」という理由で、受けられるはずの補助金や認可を逃してしまうリスクが現実味を帯びてきます。
2. 「専門家」の境界線がより鮮明に
今年(2026年1月)施行された改正行政書士法の影響が、令和8年度には現場レベルで浸透します。
- 何が変わる?: 「コンサルの一環で書類も作っておきます」という曖昧な代行行為が、法律上より厳格に制限されます。
- 注意点: 事業者の皆様にとっては、「誰が責任を持って書類を作っているのか」を確認することが、最強のコンプライアンス対策になります。正当な資格者(行政書士)との連携が、事業の安全性を担保する鍵となります。
3. 人手不足を「制度」で補う時代
令和8年度は、労働安全衛生法や年金制度(在職老齢年金)の改正運用が本格化し、企業の人材活用ルールが変わります。
- 何が変わる?: 高齢者の就労意欲を削がないための制度緩和や、中小企業にも求められるメンタルヘルス対策(ストレスチェック)の義務化などが進みます。
- 注意点: 単に「人を雇う」だけでなく、複雑化する社会保険や労働環境のルールをどうクリアし、公的支援(助成金・補助金)に繋げるかという「法務的な経営判断」が求められます。
最後に:合格直後の「今」だからこそ見えること
法律は、私たちの生活を縛るものではなく、「正しく変化に対応する人を守るためのツール」です。
私は現在、最新の法改正や制度の動向を「真っ新な状態」で、かつ「実務家の卵」としての熱量を持って吸収しています。長く経験を積んだ先輩方の知恵に、最新の制度への対応力を掛け合わせること。それが、令和8年度という変革期において、私が皆様に提供できる最大の価値だと確信しています。
「変わること」を恐れるのではなく、「どう変わるか」を共に読み解き、チャンスに変えていきましょう。
今年1年、皆様と共に伴走できる日を楽しみに、準備に励みます。
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