みなさん、こんにちは。
令和8年4月の開業準備中の前川です。
前回の記事では、事業計画書を書くために「3つのWhy(なぜ、あなたなのか? 今なのか? その投資なのか?)」が欠かせないとお話ししました。
しかし、ここでまた新たな壁にぶつかる方がいます。
「自分の強み(Why You?)なんて、自分じゃよくわからないよ……」
そんな時にこそ使ってほしい、頭の中を整理するための「魔法の道具」を紹介します。
その名も、SWOT(スウォット)分析です。
1. 「自分」と「外の世界」を、4つの箱に分けるだけ
難しそうな名前ですが、やることはシンプルです。
ノートに十字を引いて、4つの箱に以下の内容を書き出すだけ。
| 分類 | 箱の名前 | 書く内容(例:浜松でカフェを開くなら) |
| 自分たちのこと | S:強み | 10年の調理経験、地元農家さんとの繋がり |
| W:弱み | 知名度がゼロ、一人で回すので席数が限られる | |
| 外の世界のこと | O:機会(チャンス) | 近くに大型マンションが建つ、SNSでカフェ巡りが流行中 |
| T:脅威(ピンチ) | 原材料の値上がり、近くに大手チェーン店がある |
ポイントは、「自分たちの力で変えられること(内側)」と「自分たちではどうにもできないこと(外側)」を分けて考えることです。
2. 「埋めて満足」はもったいない!
実は、この4つの箱を埋めるのは「準備運動」にすぎません。
補助金の審査員が本当に見たいのは、この後の「組み合わせ」です。
例えば、こんな風に考えてみてください。
「強み(調理経験)」×「機会(マンション建設)」
=「忙しい共働き世帯向けに、プロが作る栄養満点の『夕食テイクアウト』を強化しよう!」
これが、事業計画書の核となる「独自の戦略」になります。
ただ「頑張ります!」と言うより、ずっと説得力がありますよね。
3. 「弱み」があるからこそ、計画は強くなる
「弱みやピンチを書くなんて、審査に不利じゃない?」
そう思うかもしれません。でも、逆なんです。
自分の弱点をわかっている経営者は、「だから、こうやって対策します」という守りの計画も立てられます。
「ピンチを無視する無謀な計画」よりも、「リスクを見据えた現実的な計画」の方が、国はお金を預けたくなるものです。
まとめ:一人で鏡を見るのは難しい
自分の顔を鏡なしで見られないのと同じで、自社の「強み」や「弱み」を一人で見つけるのは意外と難しいものです。
- 「これって強みと言えるのかな?」
- 「このピンチ、どう切り抜けたらいい?」
そんな時は、ぜひ行政書士に相談してください。
みなさんのバラバラになった「4つの箱」を整理し、一本の太いストーリーに編み上げる手助けをしてくれるはずです。
私も一歩でもその立場に近づけるように実務勉強を頑張って参ります。今後ともよろしくお願いします。
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