こんにちは!まえかわです。
前回は「地図に載っていない新築地での所在図・配置図の書き方」についてお話ししました。 図面が書けたら、次はいよいよ警察署への申請です。
「あとは警察の人が見に来るのを待つだけ」…と安心するのはまだ早いかもしれません。 実は、車庫証明の現地調査(実査)では、私たちが想像する以上に「シビアな測定」が行われているんです。
今回は、警察官や調査員が現場で一体どこを測っているのか、そして多くの方が不安に思う「あの疑問」について深掘りします!
1. 1cmの妥協なし?「有効幅員」の落とし穴
一番多くの方が驚かれるのが、道路から車庫に入る「入り口の幅」です。 「車が通れるなら大丈夫でしょ?」と思われがちですが、調査員はメジャーを当ててシビアに測ります。
- 縁石や電柱の存在: 道路の幅自体は広くても、入り口に電柱があったり、縁石が切り下げられていなかったりすると、そこが「有効幅」とみなされます。
- 門扉の柱: 門扉がある場合、柱の内寸が車の幅ギリギリだと「保管場所として不適当」と判断されるリスクがあります。
2. 「車検証のサイズ」+「アルファ」の余白
車庫のサイズは、単に「車が入ればいい」わけではありません! 多くの地域では、車の前後左右に「50cm程度の余白」があるかどうかが一つの目安とされています。
「図面上は入るはず」でも、現地で測ってみたら「後ろが数センチ道路にはみ出している」と判断されれば、即、差し戻しです。特に新築の外構工事が終わっていない段階では、盛り土や資材の影響で有効スペースが狭まっていないか注意が必要です。
3. 意外な伏兵:ひさし、物置、そして「植木鉢」
地面の広さばかりに目が行きがちですが、調査員は「空中」も見ています。
- 建物のひさし・ベランダ: 車高が高い車(SUVやミニバン)の場合、建物の張り出しが干渉しないかチェックされます。
- 動かせない障害物: 意外と見落としがちなのが「物置」や「固定されたプランター」。これらが車庫の範囲内にあると、その分を差し引いた面積で計算されます。
4. 【Q&A】1cm足りなかったら、車を変えなきゃダメ?
ここでよくある質問です。
Q.「もし測って1cm足りなかったら、許可が降りないから車を買い替えるしかないの?」
A. いいえ、すぐに車を諦める必要はありません! ただし、そのままでは受理されません。まずは「門扉を外す」「置物をどかす」などの外構の工夫でスペースを確保できないか検討します。どうしても物理的に無理な場合は、自宅から2km以内の月極駐車場を探すなどの対策が必要になります。 警察が厳しいのは、「1cmでも道路にはみ出すと、道路交通法違反になるから」。意地悪ではなく、あなたの安全を守るためのルールなんです。
5. 【Q&A】シャッター付きガレージは、家で待機が必要?
Q.「シャッター付きの場合、調査員が来る時間は家に居なきゃいけないの?」
A. 必ずしも立ち会う必要はありません。ただし「工夫」が必要です! 調査員はアポなしで巡回するため、不在でシャッターが閉まっていると「調査不能」で持ち帰られてしまいます。
- シャッターを30cmほど開けておく(隙間から中が確認できればOK)
- 内部の寸法が入った写真や図面を申請時に添付する といった準備をしておけば、不在時でもスムーズに調査を完了してもらえますよ。
まとめ:確実に受理されるための「ひと手間」
警察官が見ているのは、「その場所に、その車が、道路にはみ出さず、安全に収まるか」という一点に尽きます。
「これくらい大丈夫だろう」という自己判断が、一番のタイムロスに繋がります。 特に新築への引っ越し時は、家具の搬入資材や荷解き前の段ボールを車庫周りに置きがち。調査が来そうな数日間は、しっかりとスペースを空けておきましょう。
「自分の駐車場、サイズ的に微妙かも…」「不在がちで不安」という方、ぜひプロである行政書士にご相談ください。 現地へ伺い、調査員と同じ視点で厳密に計測。さらに不在時でも一発受理されるための完璧な資料作成をサポートいたします!
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