こんにちは!新城市出身の行政書士前川翔平事務所の前川翔平です。

本日は、愛知県新城市で新たに公示された注目のトピックを取り上げます。

新城市が、鬼久保ふれあい広場に隣接する「元木工館跡地」の売却等に向けたサウンディング型市場調査の参加事業者募集を開始しました。⇒元木工館跡地の売却等に関するサウンディング型市場調査実施要領

行政が保有する遊休資産(公共施設・公有地)の民間活用という、まさにこれからの地方創生や公共施設マネジメントの王道を行く取り組みです。

専門的かつ実務的な視点から、その内容とポイントを見ていきましょう。

1. 今回の調査の背景と目的

新城市の木工館は、かつて「木と触れ合う機会を増やし、森林及び林業への意識を高める」という目的で、鬼久保ふれあい広場に隣接して建設されました。

多くの方に利用されてきた同施設ですが、時代の変化とともに当初の役割を終え、現在は用途廃止が行われています。

そこで新城市では、今後の土地・施設の売却等を進めるにあたり、単に市側から一方的に条件を提示するのではなく、土地利用に関心のある民間事業者と直接対話(サウンディング)を実施。

市場性をしっかりと把握した上で、事業者の意見やアイデアを可能な限り売買条件等に反映させていく方針をとっています。

2. 行政書士が注目する「サウンディング型市場調査」のメリット

行政手続きや官民連携の現場に携わる立場から見ると、この「サウンディング型(対話型)市場調査」という手法には非常に大きな意味があります。

  • ミスマッチの防止: 事業者が本当に活用しやすい条件や、採算が取れる事業イメージを事前にヒアリングすることで、不調に終わりがちな一般競争入札のリスクを減らせます。
  • 柔軟な条件設定: 「いきなり買ってくれ」ではなく、「どういう条件なら参入しやすいか」を対話ベースで擦り合わせるため、民間企業のノウハウを最大限に引き出しやすい土壌が生まれます。
  • 地域経済への波及効果: 鬼久保ふれあい広場という既存の集客・レクリエーション空間に隣接しているため、シナジーを生むような民間事業(観光、飲食、体験型レジャー、福祉関連など)の参入余地を探る面白い案件といえます。

3. スケジュールと参加方法

関心のある事業者の皆様は、以下のスケジュールをチェックしておきましょう。

  • 実施要領の公表: 令和8年8月5日(水曜日)
  • エントリーシート提出期限: 令和8年9月4日(金曜日)午後5時まで
  • 事前ヒアリングシート提出期限: 令和8年9月9日(水曜日)午後5時まで
  • サウンディング(対話)実施: 令和8年9月16日(水曜日)〜 9月18日(金曜日)
  • 結果の公表: 令和8年9月下旬頃予定

💡 実務上のワンポイントアドバイス まずは新城市の公式ホームページから実施要領や位置図、現況写真を確認の上、「エントリーシート」を期限内(9月4日)に提出する必要があります。エントリー後に個別提供される事前ヒアリングシートの提出や、必要に応じた個別現地見学(希望者は要連絡)を経て対話に臨む流れとなります。

まとめ

自治体が所有する遊休地の活用は、地域活性化の起爆剤になり得る一方で、法規制や許認可、地域住民との調和などクリアすべきハードルも少なくありません。
今回の新城市のようなオープンな対話プロセスを経る案件は、事業者側にとっても事業計画をオーダーメイド的に構築しやすい絶好の機会です。

新城市内での事業展開や、公有地の活用に興味をお持ちの事業者様は、ぜひ参加を検討されてみてはいかがでしょうか。

当事務所でも、こうした官民連携事業に関する許認可手続きや法的サポートについて、随時ご相談を承っております。お気軽にお問い合わせください!

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